海外FXを利用する大きなメリットの1つであるゼロカット。
このゼロカットシステムは日本では採用されていないので、リスクヘッジのためにも海外FX証券会社を選んでいる方は少なくないのではないでしょうか。
このサイトで紹介している海外FX業者はしっかりゼロカットが執行されますが、中にはされない!という方もいらっしゃるのではないでしょか。
この記事ではゼロカットされない原因と対策をご紹介していきます。
海外FXでゼロカットされない原因と解決法
海外FX証券会社ではほとんどの会社がゼロカットシステムを採用しております。
ゼロカットシステムとは、トレーダーの証拠金以上の損失が出たとしても、証拠金を超えた額の損失は請求されないシステムです。あなたが登録している海外FX業者がゼロカットシステムを採用しているからといっても、
必ずしも安心できるとは断言できません。
これから、適応されない条件を解説していきますのでゼロカットシステムについて理解を深めて、追証なしのシステムを有効利用していきましょう。
未決済のポジションがある
ゼロカットシステムを適応されるには同じ口座内に、未決済のポジションがないことが条件となっております。
未決済のポジションを持っていたとします。そのポジションの含み益が大きいおかげで、有効証拠金がプラスであれば、もちろんゼロカットシステムは適応されません。ですので、未決済のポジションがあれば、ゼロカットシステムは適応されないのです。
ガイドラインに違反した
海外FX業者のガイドラインに違反した行為をしているとゼロカットシステムが適応されず、追証が発生する可能性が高まります。ではそのガイドラインに違反した行為とは何なのでしょうか。
海外FX業者では両建てを禁止しているところがほとんどです。両建てとは、売りポジションと買いポジションを同時に同じ数だけ保有することを言います。基本的に同口座内での両建ては了解されていますが、違う口座間での両建ては禁止されております。
例えば、A口座にて100lot買いでエントリーし、B口座にて100lot売りでエントリーするとします。そこで急激な変動が生じ、エントリーした通貨が暴落したとします。するとA口座ではゼロカットシステムが適応され、損失は証拠金のみになりますが、その反対にB口座では利益が膨らみ続けていきます。
このような保険分散させるようなトレードを禁止するために、同一口座内以外での両建てを行なっている場合は、ガイドラインに違反しているので、ゼロカットシステムが適応されません。
反映されるまでにタイムラグがある
ゼロカットシステムが適応されるまではタイムラグがあります。これは特にタイミングが決まっているわけではなく、残高がマイナスになってから、1日から数日でマイナス分が解消されるようになっています。
すぐにゼロカットシステムが適応されないからといって、追証を請求されることはありませんので安心して待っていてください。
GEMFOREXはゼロカット執行が早い
しかし、GEMFOREXの場合は大体90分前後でゼロカットが執行されるので不安に過ごす時間が少なくて済むのが特徴です。
海外FX業者のゼロカットに関する口コミ
では実際にゼロカットシステムを搭載していると謳っている業者はゼロカットしてくれるのか、調べてみました。
XMはゼロカット実績多数
海外FX業者で一番人気のXMは、過去に起きた世界恐慌や自然災害時にもゼロカットシステムが適用されています。記憶に新しい2015年に起きたスイスフランショックのときもトレーダーに莫大な追証が発生しましたが、XMがすべて追証を負担してくれました。
このスイスフランショック以外にもこれまでゼロカットをしてくれているため安心のFX業者と言えます。
XMよりメールで
スイス国立銀行 によるEUR/CHF の上限撤廃の決定の結果、XM には影響がないことを弊社のお客様に保証致します。
今回の件における弊社のビジネスへの総括的な影響は取るに足りないものであります。
余裕らしい・・・ http://t.co/e4Uf0Fi7CS— ガマウシ (@gamaushi) January 17, 2015
XMではスイスフランショックのあとも、有名な世界陸上選手のウサイン・ボルト選手とスポンサー契約を結んでいることから資金面には相当な余裕があると言えます。ちなみにこのとき国内FX業者を利用していた方は当然ゼロカットすステム事態がないためかなり打撃を受けたのは言うまでもありません。
AXIORY、HotForex、FBS、iFOREXなどもゼロカット執行
XMの他に日本で人気のある下記のFX業者などもスイスフランショックでゼロカットを執行していました。
- AXIORY
- FBS
- HotForex
- iFOREX
- IronFX
- LandFX
- GEMFOREX
- TitanFX
このため、上記の海外FX業者はゼロカットの面では安心していいかと思います。
だから私は日本の証券会社は嫌なのです。
では海外FXはどうでしょう?
スイスショック系が来てもゼロカットで追証無しです。安全性の代償に高い税金を払ってると思えば納得いきます。それでも高い税金嫌なら海外移住すればいいです。
それと出金関係ですが、XMやゲムフォレックスなど
文字数— ポンちゃんFX (@FX69381467) March 2, 2021
Titanスタンダード
これは人生初の追証か?🤔 pic.twitter.com/gINrBOGdqK— ボーリングマンの素敵な聖杯 (@stekiforexfloor) March 9, 2020
FXDDはスイスフランショックで追証請求した
ゼロカットを執行しなかったことで有名なのは、老舗の海外FX業者FXDDではないでしょうか。サイト上ではゼロカットシステムを謳っていましたが、スイスフランショックでゼロカットが追いつかず、トレーダーに多額の追証を請求したことで一気に信頼度が下がりました。
それ以外にも金融ライセンスを未取得であったり、スプレッドもかなり広いため、おすすめできないFX業者です。
海外FXのゼロカットのよくある質問
これまでゼロカットシステムが適応される条件について詳しく解説してきました。
次にゼロカットシステムについて良くある質問をまとめてみました。どれも海外FX業者を使用したての初心者の方なら疑問に思う項目ばかりですので、確認してゼロカットシステムについてより詳しくなりましょう。
本当にゼロカットされる?
規約違反をしない限り、基本的にゼロカットが発生します。執行されるまでは本当にされるのか心配になるかと思いますが、1日~数日で適用されるので安心して待ちましょう。
ゼロカットされる前に入金してしまうと、執行されないのでお気をつけください。
CFD商品はゼロカットされない?
CFD商品はゼロカットの対象になるのか。結論を言いますとゼロカットされます。海外FX業者ではCFD商品でもゼロカットの対象になりますので、CFD商品での取引でも安心してください。
※CFD商品とは商品現物や株価指数、エネルギーを対象とした商品になります。
基本的には金や銀、原油、コーン、天然ガスがCFD商品にあたります。CFD商品での取引では決済した時の差額分が利益になります。例えば100円で金を購入し、売却するときに120円になっていれば20円の利益を受け取ることができます。
ゼロカットされるとボーナスはどうなる?
ゼロカットされるとボーナスもなくなります。マイナス分に補填されると言ったほうが正しいかもしれません。
例えば、大幅に損失してしまい、100万円のマイナスになったとします。ボーナスが50万円分あれば、それが補填され、口座のマイナス額は50万円になるといった仕組みになります。100万円のマイナスでボーナスがなければ100万円がゼロカットされますが、50万円のボーナスがあればそれを補填してのゼロカットになるので、ボーナスがなくなってしまいます。とても勿体ないですので、なるべくゼロカットされない運用を心がけましょう。
複数口座を所持していたら他の口座の資金がなくなる?
複数講座を所持していても他の口座の資金がなくなることはありません。むしろリスクヘッジのために複数口座を所持することをお勧めします。
海外FX口座での高レバレッジでの取引は利益が大きいこともありますが、
その逆にリスクが大きくなります。急激な逆行等で口座のゼロカットを防ぐためにも、一時的な利益を保有しておく口座を開設しておくことでリスクの分散につながります。
ただしボーナスをもらっている場合での口座間資金移動には注意が必要です。FX業者によっては移動金額の大きさによってボーナスが移動する場合や、ボーナス全削除の場合もありますので、そこは開設したFX業者のルールをよく理解しておきましょう。
ゼロカットされる前に入金したら入金分は相殺される?
ゼロカットシステムが適応される前に入金をしても、入金分はゼロカットに相殺されません。
また、XMの場合入金すると、入金してない場合に比べて早くゼロカットが執行されるという話も多いので、早めに執行してもらいたい場合は、入金して様子を見てみてはいかがでしょうか。
ゼロカットされることで不都合がある?
ゼロカットされることで不安なく伸び伸びとトレードができるので不都合がないと思われがちですが、そんなこともありません。どうせゼロカットが適応されるから勝負に出よう。という風な雑なトレードが増えてしまい、勝てるトレードがしにくいといったデメリットもあります。
ゼロカットされるとはいえ、勝つトレードをするためには慎重さが求められるので、雑なトレードはしないように心がけましょう。
海外FX業者がゼロカットを採用する理由
トレーダーにとって利益でしかないゼロカットシステムですがなぜ多くの海外FX業者はゼロカットシステムを搭載しているのでしょうか。
それには3つの理由が上げられます。
- 日本国内の金融ライセンスを取得していないため
- ハイレバレッジでトレードしてもらうため
- 国内FX業者と差別化を図るため
①日本国内の金融ライセンスを取得していないため
海外FX業者はハイレバレッジなどを提供するために日本の金融ライセンスをあえて取得していません。
そのため、日本の住居者に対して追証を請求することが基本的にできないようになっています。
日本の金融ライセンスを取得していないからといって、XMのように厳重な審査に通らないと取得できないキプロス金融ライセンスを取得しているような海外FX業者もあるため、安心して資金を預けることができます。
②ハイレバレッジでトレードしてもらうため
もし追証なしゼロカットが執行されなかった場合、ハイレバレッジでトレードする方はかなり少なくなるのでしょうか。
トレーダーの損失が利益になる国内FX業者と異なり、スプレッドや手数料を利益としている海外FX業者は、トレーダーにより多くトレードしてもらうため、ゼロカットシステムやハイレバレッジ、ボーナスなどでトレードしてもらうよう促しているのです。
③国内FX業者と差別化を図るため
国内FX業者ではゼロカットシステムを執行することを法律で禁止しています。
多くの海外FX業者は日本の顧客に力を入れているため、より多くの国内トレーダーを獲得するため、追証なしゼロカットシステムを採用しています。
海外FXでゼロカットされない原因と解決法まとめ
ゼロカットシステムについて詳しく説明してきましたので、ゼロカットシステムについて
よく理解できたかと思います。
口座証拠金以上の請求がないゼロカットシステムですが、メリットだけではなく
デメリットもあるのでそこは十分に理解し、トレードを行なっていってください。
追証がない海外FX口座を開設して、あなたも勝てるトレーダーの仲間入りをしましょう。