FXは国内FXでも難しいイメージがあり始めるのを躊躇する方もいらっしゃるかと思います。また海外FXだとなおさら分からないことが多く、敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。
このように不安が大きい海外FXですが、国内・海外FX問わず取引の流れにはこれといった大差はありません。
しかしながら、国内FXにはあって海外FXにはない大きな特徴があります。それは、ゼロカットシステムです。
今回は、ゼロカットシステムとは私達トレーダーにとって非常に便利なシステムですが、どういったものなのか、メリット・デメリットを交えながら詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、安心して海外FXに取り組むことができるため、海外FXに興味がある方はぜひ、ご一読ください。
追証なしゼロカットシステムとは借金救済システム
ゼロカットシステムとは借金をゼロにしてくれるシステムです。
国内FX業者にはないシステムなので、いまいちピンと来ない方もおられるのではないでしょうか。
国内FXでは、当然取引で生じた借金は自分自身が返済しなければなりません。
しかし、海外FXでは借金を返済しなくても良い仕組みがあるのです。これをゼロカットシステムと呼びます。
ゼロカットシステムは、相場の急変時に強制ロスカットが間に合わずに口座残高を超える損失が発生した場合でも、FX業者が損失を負担してくれるシステムなので、私達トレーダーにとってとてもありがたい制度なのです。
海外FX業者のほとんどはこのゼロカットシステムを導入しており、国内FX業者と異なる大きな特徴です。
そんなトレーダーにとってメリットしか無いと思われるゼロカットシステムですが、ここからはメリット・デメリットを解説します。
ゼロカットシステムのメリット
ゼロカットシステムのメリットは、以下の2点に分けて考えることができます。
以下、解説していきます。
追証（追加証拠金）がない
トレードで出た損失以上のマイナスを負うことがない、という点は大きなメリットとなります。
例えば、証拠金20万円が相場の急変により、ロスカットが間に合わず損失30万円になったとします。
この場合、追証がある国内FX業者は証拠金の20万円と追証の10万円とあわせて30万円の損失となってしまいます。
追証なしのゼロカットシステムを採用している海外FX業者では、損失は証拠金の20万円のみで、追加に支払う必要はありません。
極端な話、口座残高がマイナス1,000万円となった場合でも追加証拠金の心配をする必要がないのです。
ハイレバレッジ取引と相性がいい
ハイレバレッジ取引は海外FX業者の特徴の一つですが、ゼロカットシステムは、ハイレバレッジ取引ととても相性がよく、使い勝手に優れています。
ハイレバレッジ取引を行うと、相場がマイナス方向に向かったときに一気に損失が出てしまい、場合によっては多額の証拠金が発生してしまうこともありますが、ゼロカットシステムがあれば、証拠金以上のマイナスが発生しません。
また国内FXでは最大レバレッジは25倍と法律で定められていますが、海外FXでは最大5000倍の業者（GEMFOREX）もあり、少額資金で多くの利益を出すことも可能です。
以上のことから海外FX業者を利用すれば資金の少ないFX初心者の方でも、ハイレバレッジ+ゼロカットシステムを用いて安心安全な取引を行うことができます。
ゼロカットシステムのデメリット
基本的に、ユーザー側にメリットがある仕組みなので、大きなデメリットは存在しませんが、例外的にゼロカットシステムが適用外になるケースがあります。
以下、解説していきます。
業者の負担がデメリットとなるとき
損失をカバーしきれない、という理由で追加証拠金を請求したケースが過去にありました。
スイスフラン・ショックの時、海外のFX業者「FXDD」は損益をカバーできず、追証を払うよう公式HPでアナウンスしたことがあります。
このように約束を反故にする業者が存在するのは事実です。
始めの海外FX業者を選ぶ段階で吟味しておけば防ぐことができ、安心安全なトレードを行うことができるでしょう。
規則違反により口座凍結されたとき
国内・海外FX問わず業者によってさまざまなルールが存在します。
よくある規制ルールは以下のとおりです。
- 複数口座でも両建て
- スキャルピング
- アービトラージ
最初は警告で済む場合がほとんどですが、繰り返し行うと最悪口座凍結もありゼロカットシステムが適用外になるため注意しましょう。
海外FX業者が倒産したとき
海外FX業者には、日本のFX業者のような信託保全義務がありません。
したがって、倒産してしまうと預けている財産がすべて返ってこない、ということになります。ゼロカットシステムはFX業者に負担がかかるシステムなので、最悪倒産してしまう可能性も考えられます。
海外FX業者を選ぶときは、国内FX業者を選ぶ時よりも一層慎重に選ぶよう心がけましょう。
国内FX業者は法律でゼロカットが禁止されている
とても便利なゼロカットシステムはなぜ国内FX業者には導入されてないのでしょうか。
その理由は損失補填の禁止が法律で定められているからです。
金融商品取引法の一部に
顧客を勧誘するに際し、顧客に対して、損失の全部又は一部を補てんする旨を約束する行為（損失補塡等の禁止）
出典：金融庁
という項目あり、この条項により禁止されています。
初心者にも安心ゼロカットを採用している海外FX業者3選
海外FX会社を選ぶ時に見るべきポイントは4つです。
- ゼロカットシステムを導入している
- 分別管理をしっかりしている
- 金融ライセンスを取得している
- 透明性の高い取引ができる仕組みがある
この4点に該当する人気海外FX会社を3社をピックアップしてご紹介していきます。
XM
- 金融ライセンスあり
- 企業の安全性・信頼性が高い
- 最大レベレッジ888倍
- 追証なしゼロカットシステム搭載
- 証拠金1円から取引可能
- 平均約定率99.98%
- ロスカット水準20％以下
- 日本語サポートの質が高い
- 5種類の豊富なボーナス
- XT5対応
- 取り扱い通貨ペアが豊富
日本国内の海外FX利用者の約7割が利用している、海外FX業者で最も有名なXMtrading通称XM。XMでももちろんゼロカットシステムは導入されています。
公式サイトにゼロカットシステムを導入している旨がしっかりと記載されており、相場が大きく変動したときにはお知らせ欄にゼロカットシステム発動の条件などを逐一発信している信用性の高いFX業者です。
分別管理やライセンス、透明度の問題もクリアしており平均約定率は99.98％という超高水準です。
さらに注目すべきは、ロンドン証券取引所がスポンサーを務めるCity of London Wealth Management Awardsの「ベストFXサービス提供会社賞」を受賞したことです。
ロンドン証券取引所は、世界で最も取引が盛んな証券取引所です。そのロンドン証券取引所から、表彰を受けたということは信頼と評価の高い世界一の海外FX業者といっても過言ではありません。
以上のことからXMでは安心安全な取引ができるため、口座を一つは持っておいて損はないFX業者と言えます。
XMTrading（エックスエム）は、Tradexfin Limited.により運営され、セーシェル金融庁（SC:FSA）発行のライセンス保有の企業として、登録番号SD010で登録されています。
出典：XMtrading
AXIORY
- 金融ライセンスあり
- 企業の安全性・信頼性が高い
- 最大レベレッジ400倍
- 追証なしゼロカットシステム搭載
- スプレッドが狭く手数料が安い
- ロスカット水準20％
- ストップレベルゼロ
- 日本語サポートの質が高い
- cTrader対応
AXIORYもゼロカットシステムを搭載し、しっかりと機能させています。
ギリシャ情勢が大きく変動し、相場が急変した時にゼロカットシステムの告知を出していた前例もあるため安心して取引できるのではないでしょうか。
資産の分別管理や透明性のある取引についても、詳細を公式サイトに記載されていますので、安心できる海外FX業者といえそうです。
その他にもAxioryではスキャルピングに最適なcTrader対応を採用してる数少ない海外FX業者でもあります。
スプレッドも狭いためスキャルパーの方には特におすすめしたい海外FX業者です。
Axiory Global Ltd.は、ベリーズ国際金融サービス委員会 IFSC (International Financial Services Commission Registration No.IFSC 000122/15) にて許認可を受け、インターナショナルマーケットに金融サービスを提供する会社です。
出典：Axiory
TitanFX
- 金融ライセンスあり
- 企業の安全性・信頼性が高い
- 最大レベレッジ500倍
- 追証なしゼロカットシステム搭載
- スプレッドが狭い
- ロスカット水準20％
- ストップレベルゼロ
- 日本語サポートの質が高い
- ZuluTrade対応
TitanFXにもゼロカットシステムは採用されていますが、執行タイミングには注意が必要です。
その理由はロールオーバーという夏と冬の時差によるものです。（日本時間でいうと冬時間午前7時、夏時間午前6時）
TitanFXのゼロカット発動はサーバータイムの日付が変わるタイミングでの発動となるため、口座残高がマイナスになっているのにゼロカットが発動していないという声も聞きますが、ロールオーバー明けに口座残高が0になりますのでご安心ください。
その他にもTitanFXには世界で一番利用者数が多いZuluTradeを導入していたり、ストップレベルゼロや禁止行為も厳しくないため、自由に取引ができるのが特徴です。
Titan FX Ltd はバヌアツ金融サービス委員会(会社番号：40313) に登録されています。
出典：TitanFX
追証なしゼロカットシステムまとめ
海外FX会社を選ぶ時は実績と信頼性で選ぶ
ゼロカットシステムを採用した海外FX会社は、追証がないので損失以上のマイナスが発生することがなく、国内FXより安心して取引することができます。
ただし、見るべきポイントはゼロカットシステムだけではありません。
今回ご紹介したような健全な運営を行っている海外FX業者を選びましょう。
改めて海外FX業者を選ぶ時に見るべきポイントをまとめます。
- ゼロカットシステムを導入しているか
- 資産の分別管理の徹底
- 透明性のある取引(NDD方式の取引)
- 金融ライセンスを取得している
ゼロカットシステムを導入していても資産管理がずさんな場合、最悪倒産してしまった時に資産が戻ってこない可能性もあります。
取引方法は相対取引でなく、NDD方式での取引が望ましいです。
海外FX会社はNDD方式を取り入れている会社が多く存在しますので、忘れずに確認しておくべきポイントです。
NDD方式を採用しているFX業者は下記をご参照ください。
国内FX業者にはないゼロカットシステムですが、全体的な運営状況や評判を見て海外FX業者をえらびましょう。
| 金融ライセンス | セーシェル金融庁ほか計4つ |
|---|---|
| 日本語対応 | ◎ |
| ボーナス | 5種類 |
| 入出金手数料 | 無料 |
| スキャルピング | 可能 |
| 自動売買 | 可能 |
| 両建て | 同一口座のみ可 |
| 取引ツール | MT4・MT5 |
GEMFOREX 
XMtrading 
is6FX 
