海外FXのiFOREXには3種類の出金方法があります。その手数料・反映時間から注意点を詳しく説明します。また出金拒否されることがないように、注意すべきこともご紹介します。
- iFOREXの出金方法と詳細
- iFOREXのおすすめの出金方法
- iFOREXで出金するとき必要な手続き
- iFOREXの出金するときの注意点
iFOREXの出金方法と手数料・反映時間
iFOREXでは出金方法が次の3種類あります。
iFOREXの出金方法一覧
最低入金額 | 入金手数料 | 反映時間 | |
---|---|---|---|
海外銀行送金 | 1円 | 2,000円※ | 3~5営業日 |
VISAクレジットカード VISAデビットカード |
1円 | 無料 | 1週間~2カ月 |
MasterCardクレジットカード MasterCardデビットカード |
1円 | 無料 | 1週間~2カ月 |
Dinersクレジットカード Dinersデビットカード |
1円 | 無料 | 1週間~2カ月 |
bitwallet | 1円 | 無料 | 3~5営業日 |
※10万円以上は毎月3回まで無料
海外銀行送金は3~5営業日以内に反映
- iFOREXに対する手数料は2,000円
- ほかにリフティングチャージと銀行手数料も発生
- 最低出金額は1円
- ~5営業日以内に口座に反映
銀行送金での出金はiFOREXの場合、海外銀行送金のみとなります。手数料は一律で2,000円、最低出金額は1円からです。出金手続きをしてから口座に反映されるまでは3~5営業日かかります。手数料はほかに受け取り銀行側でリフティングチャージ手数料が送金額の0.05%(最低2,500円)と、銀行の手数料(1,500円~2,500円ほど)が発生します。
ただし出金額が10万円以上であれば、月に3回まではiFOREXに対して手数料2,000円はかかりません。銀行送金による入金額を超える出金は銀行送金とbitwalletのどちらかを選べます。
銀行送金での出金手順
銀行送金での出金手順を説明します。まず、銀行口座の名義はiFOREXの口座名義と同じであることを確認しましょう。
出金手順としては、会員ページにログインして「資金を出金」を選び、振込先情報を入力します。「続行」を押すと『出金依頼書』がメールで届くので、プリントして自筆のサインをし、PDFを送信します。この出金依頼書を送る作業はiFOREXの場合、どの出金方法を選んでも必要なので少し面倒かもしれません。しかもスマホでの撮影画像は原則として受け付けていないので、PDF変換アプリかコンビニのマルチプリンターでのスキャニングでPDFデータに変換しましょう。
ちなみにiFOREXの出金画面はひとつしかありません。銀行送金とクレジットカード、bitwalletはすべて同じ画面で手続きします。
銀行からの問い合わせが来たとき
- 『iFOREX.com』または『FIH』からの入金であることを確認する
- 問い合わせに対して「投資のキャピタルゲインによる入金」である旨を伝える
外為法遵守のため、銀行から海外入金に関する確認の電話がかかってくることがあります。その際には上記のように対応しましょう。
海外送金に対応していない銀行がある
海外銀行送金はiFOREXから直接、利用している銀行に送金されるのではなく、仲介銀行を通じて送金されます。その際、SWIFTコードのある銀行を受け取り先の銀行として選択する必要があります。送金が対応している銀行は、SWIFTコードを検索することで確認できます。
- 楽天銀行:RAKTJPJT
- みずほ銀行:MHCBJPJT
- 三菱UFJ銀行:BOTKJPJT
- 住信SBIネット銀行:NTSSJPJT
- 三井住友銀行:SMBCJPJT
- ソニー銀行:SNYBJPJT
- りそな銀行:DIWAJPJT
- 北海道銀行:HKDBJPJT
- 北洋銀行:NORPJPJP
- 横浜銀行:HAMAJPJT
- 埼玉りそな銀行:SAIBJPJT
- 西日本シティ銀行:NISIJPJT
- 福岡銀行:FKBKJPJT
- 沖縄銀行:BOKIJPJZ
みずほ銀行(インターネット支店のみ)、ジャパンネット銀行、じぶん銀行、セブン銀行、新生銀行などはSWIFTコードがないため、送金に対応していません。またゆうちょ銀行はSWIFTコードがありますが、iFOREXの判断により受け取り先の銀行として指定できません。
海外送金できない銀行があるのは、海外のFX業者が金融庁が発表している「無登録で金融商品取引業を行う者」に属しているためです。これは海外FX会社の場合、国内で最大としているレバレッジ25倍を超えているのが理由です。そのため、iFOREXをはじめほとんどの海外FX業者は金融庁に登録することはできません。
そしてこのリストにある業者からの海外送金を受け付けていない銀行があるので、事前に確認しておきましょう。
銀行 | SWIFTコード | 手数料 +リフティングチャージ |
参考 |
---|---|---|---|
楽天銀行 | RAKTJPJT | 個人:¥2,450 法人:¥2,000 |
楽天銀行| 海外送金・外貨送金の受取 |
みずほ銀行 | MHCBJPJT | 個人:¥2,500 法人:¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
みずほ銀行| 外国送金を利用したい |
三菱UFJ銀行 | BOTKJPJT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
三菱UFJ銀行| 外為手数料 |
住信SBIネット銀行 | NTSSJPJT | ¥2,500+ リフティングチャージ (記載なし) |
住信SBIネット銀行| 外貨送金受取サービス |
三井住友銀行 | SMBC JP JT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
三井住友銀行|よくある質問 |
ソニー銀行 | SNYBJPJT | 無料 | MONEYKit| ソニー銀行への外貨送金 |
りそな銀行 | DIWAJPJT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
りそな銀行| 手数料情報 |
北海道銀行 | HKDBJPJT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
北海道銀行| 外国為替関係手数料一覧 |
北洋銀行 | NORPJPJP | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
北洋銀行| 外国送金手数料 |
横浜銀行 | HAMAJPJT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
横浜銀行 |外国為替にかかわる主な手数料 |
埼玉りそな銀行 | SAIBJPJT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
埼玉りそな銀行| 手数料情報 |
西日本シティ銀行 | NISIJPJT | 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
西日本シティ銀行| 振込や送金について |
福岡銀行 | FKBKJPJT | ¥1,500+ 送金額の0.05% (最低¥2,500) |
福岡銀行 |被仕向送金 |
沖縄銀行 | BOKIJPJZ | ¥3,000 | 沖縄銀行| 被仕向送金のご案内 |
別途仲介銀行送金手数料が発生します。
クレジットカード・デビットカードは1週間から2カ月以内に反映
- iFOREXに対する手数料は無料
- 出金額は1円~クレジットカードでの入金額まで
- 1週間~2カ月以内に口座に反映
クレジットカードで出金する場合、iFOREXでは手数料が無料ですが口座に反映するまで1週間から2カ月ほどかかります。最低出金額は1円です。反映時間がかかるのはクレジットカードの場合、返金処理という形になるからです。締め日とクレジットカード会社の口座引き落とし日によっては最大で2カ月ほどの日数がかかる可能性があります。
- VISA
- MasterCard
- Diners
またクレジットカードで出金できるのはクレジットカードでの入金額までです。利益分に関しては銀行送金かbitwalletで出金できます。
クレジットカードでの出金手順
クレジットカードでの出金はクレジットカードでの入金分までは自動的に返金される仕組みになっています。なので利益分があれば銀行情報に、銀行名あるいはbitwalletで出金する際に入力する情報を打ち込んで、「続行」を押します。
あとは銀行送金での出金と同じように、メールで出金依頼書が届くので署名し、PDFを送信すれば完了です。
クレジットカード出金での注意点
クレジットカードで入金した後に、一定期間が過ぎると出金できないことがあります。どの程度の期間であるかはカード会社によって異なります。もし入金からの期間経過によりクレジットカードで出金できない場合には、出金額すべてを銀行口座に出金できます。
bitwalletは3~5営業日以内に反映
- iFOREXに対する手数料は無料
- 最低出金額は1円
- 1週間~2カ月以内に口座に反映
bitwalletでの出金は1円からで手数料はかかりません。口座への反映は3~5営業日以内です。bitwalletでの入金額を超える出金額は銀行送金か itwalletのいずれかを選べます。
iFOREXへの手数料は無料ですが、bitwalletの口座から出金する際には824円と国内銀行手数料がかかります。
bitwalletでの出金手順
bitwalletでの出金をする場合、出金ページで以下のように入力します。
- 銀行名:bitwallet
- 口座番号:bitwalletで登録しているメールアドレス
- 国名:日本
金額と名義人名のほかは空欄にしておきます。続行を押せば出金依頼書がメールで送られるので、プリントしてから署名しPDFにして送信します。
クレジットカードと併用して入金した場合
iFOREXへクレジットカードとbitwalletの両方を使って入金した場合には、まずクレジットカードへの返金という形での出金が優先されます。その後、bitwalletへ出金されるので留意しておきましょう。
出金方法は利益分のみ選ぶことができる
iFOREXには銀行送金・クレジットカード・bitwalletの3種類の送金方法があります。入金額まではそれぞれの入金ルートで出金し、利益分は銀行送金かbitwalletのいずれかを選べます。
たとえばbitwalletで10万円を入金した場合、10万円まではbitwalletでのみ出金できます。10万円を超える分に関しては銀行送金も選べます。銀行送金で入金した場合には、利益分をbitwalletで行うことが可能です。クレジットカードでの入金であれば、利益分は銀行送金かbitwalletのいずれかを選択できます。
iFOREXの出金に必要な手続き
iFOREXで初めて出金する場合には、2種類(クレジットカード入金をした場合は3種類)の書類を提出する必要があります。2回目以降は不要で、ウェブ上で手続き可能な出金依頼書のみとなります。
1回目の出金に必要な提出する書類
詳細 | |
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身分証明書 | ・パスポート ・運転免許証 ・マイナンバーカード いずれか1点 |
クレジットカード写真 | iFOREXに入金した際に利用したカードの裏表の写真 ※クレジットカード入金を利用していない場合は不要 |
居住地確認書類 | ・公共料金請求書 ・携帯電話請求書 ・クレジットカード請求書 ・各種税金納付書 ・住民票 いずれか1点 ※名前と現住所の記載があり発行より6ヶ月以内のもの |
身分証明書はパスポートか運転免許証、あるいはマイナンバーカードのいずれかになります。クレジットカードの両面画像は、クレジットカードでの入金をした場合に必要です。その際には表面の最初の12桁と裏面のCVV番号を隠して撮影します。
以上の書類を取引画面内の「書類のアップロード」からアップロードすれば手続きは完了します。
出金依頼書の提出方法
①取引プラットフォームにログインし、メニューボタンから出金をタップ
②出金金額を入力し(半角英数字で入力)、出金通貨を選択する
③銀行名、口座番号、支店コード、SWIFT、振込み先名義、国、銀行住所を入力し、書類のアップロードをしたら完了
iFOREXで出金拒否される原因5選
iFOREXでは基本的に出金拒否はありませんが、利用規約で禁止されている取引行為をしていたら話は別です。出金拒否の可能性がある行為は以下のようなものです。
- スキャルピングをしている
- 自動取引をしている
- API取引をしている
- iFOREXで複数口座を持っている
- 他のFX業者を使って両建てをしている
それぞれを解説します。
原因①スキャルピングをしている
取引においてスキャルピング行為があれば、iFOREXでは出金拒否される可能性があります。スキャルピングとは短時間に何度も取引を繰り返すことです。iFOREXは1日に10から数百の取引を行うことと定義し禁止行為としています。
原因②自動取引をしている
iFOREXではEASなどのオートメーションまたはアルゴリズミック取引を禁止しています。プログラムされたアルゴリズムで自動的に注文を出す取引を行うと、出金拒否される可能性があります。
原因③API取引をしている
他のプログラムと相互作用するソフトウェアプログラムを使用した取引のことです。EAなどの自動売買プログラムよりも高速で動くのが特徴ですが、これを使うと出金拒否されるかもしれません。
原因④iFOREXで複数口座を持っている
異なるメールアドレスを使って複数口座のアカウントを持つことも、iFOREXでは禁止しています。
原因⑤他のFX業者を使って両建てをしている
iFOREXでは両建てそのものは禁止していませんが、他のFX業者を使って両建てをした場合には出金拒否の可能性があるので注意しましょう。
iFOREXの出金方法まとめ
iFOREXの出金方法は3種類ありますが、出金画面はすべて同じであることが特徴です。初回の出金時には書類提出をすることと、出金依頼書を毎回送信するのが手間ではあります。
そのかわり入金と出金の手段はシンプルなので、FXの初心者は手軽に利用できる業者だと思います。これからFXを始める人はiFOREXを使ってみてはいかがでしょうか。