これからFXを始める方にとって国内FXと海外FXの違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では初心者にもわかりやすく国内FXと海外FXの違いを解説していきます。
海外FXのメリット
海外FX業者がおすすめな理由として以下8つのメリットが挙げられます。
- 口座開設ボーナスが手厚い
- 入金ボーナスが手厚い
- レバレッジを大きく設定できる
- 追証なしゼロカットシステムがある
- 透明性のあるNDD方式を採用
- スペックの高いMetaTraderに対応
- 他口座への移行も簡単
- 口座開設がマイナンバーいらずで簡単
以下、詳しく解説していきます。
口座開設ボーナスが手厚い
海外FXのほうが口座開設ボーナスを受け取るハードルが低く高額なのが特徴です。
海外FX業者の場合、マイナンバーも不要の簡単な口座開設をするだけで即ボーナスが貰えます。
対して国内FX業者は、口座開設後に入金して取引することでやっと口座解説ボーナスが貰えるのですが、もらえるまでの日数は実際に口座開設をして約2~3ヶ月もかかるのです。
入金ボーナスが手厚い
入金ボーナスが手厚いのも海外FXのとても大きなメリットです。海外FX業者の多くで100%入金ボーナスを導入しているところがあります。
例えば、10万円を入金すれば10万円のボーナスが入金され、20万円の取引が可能になります。20万円も資金があれば、レバレッジをかけることで、とても大きなトレードも可能になります。
FX初心者や資金がない方には特におすすめです。
レバレッジを大きく設定できる
海外FXではレバレッジを最大1000倍まで大きく設定することが可能です。
※レバレッジとは、証拠金を担保に何倍もの金額でトレードができることです。
要するに小さな資金で大きな金額でトレードすることができます。
国内FXではレバレッジを最大25倍までと法律で定められております。
【海外FXの場合】
1000倍のレバレッジを掛けられるため
1,000,000÷1,000=1,000円
1,000円の資金が必要
【国内FXの場合】
25倍のレバレッジを掛けられるため
1,000,000÷25=40,000円
40,000円の資金が必要
このように海外FXは、少額で大きな利益を得たい方にはとても大きな利点になります。
しかし同時に、大きな損失が出やすいこともありえます。そんな不安を打ち消してくれるシステムが海外FXにはあるのでご安心ください。
追証なしゼロカットシステムがある
海外FXではレバレッジを大きくかけ、少額で大きな金額をトレードできるのですが、その反面、大きく損失してしまう可能性があると上記で述べました。
では口座に預けている資金以上の損失が出た場合はどうなるのでしょうか。
当然ですが国内FXでは証拠金以上の損失が出ると全額請求が発生してしまいます。
対して海外FXでは証拠金しか請求がありません。証拠金以上の請求はFX業者が肩代わりしてくれるのです。これをゼロカットシステムと呼びます。
※追証なしゼロカットシステムは下記で詳しく解説しています。
これだけでも海外FXを利用する価値は十分にあると思います。
透明性のあるNDD方式を採用
国内FXの方が何か安心だと思う方も多いかと思いますが、実は大きな間違いです。国内FXの取引方式はDD方式、海外FXではNDD方式が主流となっています
簡単にDD方式とNDD方式の違いを説明すると、トレードの透明性です。
- DD方式…業者が仲介するため不透明
- NDD方式…業者が介入しないため透明性が高い
NDD方式はFX業者が仲介に入らないため、約定力が非常に高くなりますが、DD方式の場合、FX業者が不利益をなるべく被らないように、約定拒否などの可能性もあります。
このことからNDD方式を採用している海外FXのほうが透明性のある裁量トレードができると言えます。
ロスカット水準が低く設定されている
ロスカットとは、預けた証拠金以上の損失が発生するのを防ぐため、FX業者が強制的にポジションを決済することです。
国内FXの多くは、ロスカット水準が50~100%に設定されていますが、対して海外FXの多くはロスカット水準が20%に設定されています。国内FXのようにロスカット水準が高い場合、多少の値動きで強制ロスカットされてしまうため、変動に弱く負けやすい傾向にあります。
スペックの高いMetaTraderに対応
海外FXでは定番のプラットフォームMetaTraderですが、国内FXでは主に自社開発のプラットフォームを展開しているため、少々信頼性に欠ける部分があります。
またMetaTraderと自社開発のプラットフォームのスペックには大きな違いがあります。
そこでMetaTraderで一番普及率の高いMetaTrader4(通称:MT4)と国内FXで一番人気のSBIが展開しているRich Client NEXTのスペックを比較してみました。
RichClientNEXT※ | MT4 | |
---|---|---|
ロウソク足表示本数 | 30~2,000本 | 最大65,000本 |
最大チャート数 | 30チャート | 制限無し |
時間足の種類 | 13種類 | 9種類 |
テクニカル分析 | 29種類 | 無限 |
自動売買(EA) | 非対応 | 対応 |
バックテスト | 非対応 | 対応 |
パラメーター最適化 | 非対応 | 対応 |
シグナル通知 | 対応 | 対応 |
※Rich Client NEXT=SBIのプラットフォーム
普通にトレードする分にはSBIのRich Client NEXTでも問題ありませんが、テクニカル指標のパラメーター最適化機能や自動売買、バックテスト機能などを比較してみるとMT4がずば抜けているのがわかります。
さらに時間足の種類は、MT4の次に登場したMT5だと21種類もあることからMetaTraderは裁量トレードに非常に向いているプラットフォームと言えます。
他口座への移行もかんたん
先ほどのMetaTraderに関連しますが、MetaTraderでは複数の口座を利用中の場合や、他口座を追加したい場合もMetaTrader上でのマウス操作だけで、簡単に異なるアカウントへログインすることが可能です。
そのため、追加でMetaTraderソフトウェアをインストールする必要はありません。
また国内FX業者と違い、海外FXではほとんどの業者がMetaTraderに対応しているため、プラットフォームごとの違いや操作方法を覚える手間もなくなります。
口座開設がマイナンバーいらずで簡単
通常、資産運用(株式投資・投資信託など)をする際、マイナンバーを提示する義務があります。それは国内FXでも同じです。
マイナンバーとは行政を効率化し国民の利便性を高め公平公正な社会を実現する社会基盤です。住民票を有する全ての方に1人1つの番号をお知らせして、行政の効率化、国民の利便性を高める制度です。
出典:マイナンバーカード総合サイト
しかし、海外FXではマイナンバーの提示義務はありません。
大分浸透してきたマイナンバーカードの導入ですが、個人情報の漏洩の観点から未だに紐付けするのをためらう方も一定数いらっしゃいます。
そういった方にとってマイナンバーの提示義務がない海外FXは非常に向いていると言えます。
しかし、マイナンバーを提出しなくてもいいからといって確定申告をしなくてもいいというわけではないので、忘れずに申告しましょう。
海外FXのデメリット
メリットはたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。
資産の保証がない業者がある
海外FX業者の場合、分別管理や信託保全を義務付けていません。分別管理や信託保全がないデメリットは何かというと、資産の保証がないところです。
例えば資産を預けているFX業者が倒産してしまったとき、分別管理や信託保全をしていない業者であれば、自身が預け入れた資金が差し押さえられてしまいます。
そうならないためにも、資産管理を徹底している海外FX業者を選ぶ必要があります。資産の保証がある安心の海外FX業者は以下の業者があてはまります。
日本はXMの子会社で日本向けの金融ライセンスセーシェル金融庁ライセンスを取得していますが、親会社では最も厳格なキプロス金融庁のライセンスを取得しています。また2016年より3年間、あのウサイン・ボルト選手とスポンサー契約をしていました。スポンサー契約は厳しい審査や、莫大な資金が必要となることから、企業の安定性や資金力は信用しても良いでしょう。
分別管理 | 欧州優良銀行(銀行名は非公開) |
---|---|
補償金額 | 2万ユーロ(約260万円) |
金融 ライセンス |
セーシェル金融庁ライセンス ライセンス番号:SD010 |
プラットフォーム | Mt4・MT5 |
ゼロカット システム |
搭載 |
日本語サポート | 月~金曜10:30~23:30 |
XMは日本人ユーザーが最も多い海外FX業者です。
取得ライセンスの数はなんと12箇所!
日本はXMの子会社で日本向けの金融ライセンスセーシェル金融庁ライセンスを取得していますが、親会社では最も厳格なキプロス金融庁のライセンスを取得しています。
また2016年より3年間、あのウサイン・ボルト選手とスポンサー契約をしていました。スポンサー契約は厳しい審査や、莫大な資金が必要となることから、企業の安定性や資金力は信用しても良いでしょう。
また、2016年にThe Financial Commissionという投資家とブローカーの紛争解決に特化した機関に加盟したことで補償体制にも言及しています。
さらに、「BIG4」と呼ばれる監査法人のひとつPWCの監査レポートを毎年公開しているため、1円の誤差もない正確な業績も把握することができます。このようにAXIORYは外部機関と連携していることで公平性・透明性の高い取引が可能です。
分別管理 | ドーハ銀行 |
---|---|
補償金額 | 2万ドル(約200万円) |
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) ライセンス番号:No.IFSC 000123/163 |
プラットフォーム | Mt4・cTrader |
ゼロカット システム |
搭載 |
日本語サポート | 月~金曜10:30~23:30 |
AXIORYでは、分別管理を徹底しており銀行名も公式サイトで公表しています。
また、2016年にThe Financial Commissionという投資家とブローカーの紛争解決に特化した機関に加盟したことで補償体制にも言及しています。
さらに、「BIG4」と呼ばれる監査法人のひとつPWCの監査レポートを毎年公開しているため、1円の誤差もない正確な業績も把握することができます。
このようにAXIORYは外部機関と連携していることで公平性・透明性の高い取引が可能です。
スポンサーとしてブラジル代表ネイマールが所属するパリ・サンジェルマンやスポーツカーレーサーのティオエリナス選手と契約を結んでいることから企業の信頼度や資金力は問題ないと言えます。補償金額は約6億円と高額ですが、これらはHotforexの口座保有者全員の配当になるため注意が必要です。いまのところ業績に問題はないでしょう。
分別管理 | している(銀行名は非公開) |
---|---|
補償金額 | 500万ユーロ(約6億円) |
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン ライセンス番号:22747IBC2015 |
プラットフォーム | MT4・MT5 |
ゼロカット システム |
搭載 |
日本語サポート | 月~金曜10:30~23:30 |
FXで数々の権威ある賞を受賞しており、信頼性のあるFX業者です。
また、金融ライセンスは5箇所も取得しています。
スポンサーとしてブラジル代表ネイマールが所属するパリ・サンジェルマンやスポーツカーレーサーのティオエリナス選手と契約を結んでいることから企業の信頼度や資金力は問題ないと言えます。
補償金額は約6億円と高額ですが、これらはHotforexの口座保有者全員の配当になるため注意が必要です。
いまのところ業績に問題はないでしょう。
海外FXでのよくある質問
海外FXに多くのメリットがあるのはわかったけど、資産運用を始めるときは不安や疑問から誰しもためらうものです。
そこで、海外FXに関するよくある疑問にお答えします。
日本語ができなくても大丈夫?
全く問題ありません。
海外FXだからといって全てが英語表記というわけではなく、日本人ユーザーがとても多い海外FXもあるため、日本語のサポートが手厚いです。
日本人スタッフによる24時間受付の窓口も用意されている海外FX業者も多いので、英語が得意でなくても全く心配いりません。
日本の金融ライセンスを取っていないと不安
日本の金融ライセンスを持つことで私達トレーダーに様々な不都合があることから、あえて海外FX業者は日本の金融ライセンスを所持していません。
具体的に不都合を上げると、以下のようなものが挙げられます。
日本の金融ライセンスした場合
- レバレッジ…最大25倍
- ボーナス…減額
- ゼロカットシステム…廃止
また、日本の金融ライセンスだけで企業の信頼度は測れません。
他国の金融ライセンス取得状況や、分別管理、創業年数、サポート体制、出金拒否がないかなど多方面で決めるのが賢明です。
海外FXは納税しなくてもいい?
先ほどにもお伝えしましたが、納税しなければなりません。
海外FXの場合、所得区分は雑所得になります。会社員など、給与所得がある方は他の副業なども含む雑所得の合計額が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。専業主フなど給与所得がない方は、雑所得が38万円を超えた場合、確定申告が必要です。
未申告の場合、ペナルティとして増税が課せられるので注意しましょう。
海外FXがおすすめの理由まとめ
初めてFXに挑戦する人からすると名前からして敷居の高いものに思える海外FXですが、トレーダーにとって、国内FXよりもリスクが低く始めやすいものです。
この機会にぜひ口座開設をしてみてはいかがでしょうか。