海外FX業者を選ぶ上で安全性は非常に重要なポイントです。
万が一、詐欺業者や経営状態が危ないFX業者に登録してしまった場合、出金拒否や証拠金が全額没収されるなどといった被害に遭いかねません。
そこで今回は、海外FX業者を選ぶ上で、重要なポイントを安全性に絞ってご紹介していきます。またこの記事の後半では、当サイトが選ぶ安全性・信頼性が非常に高い海外FX業者もご紹介しているので、ぜひご参照下さい。
海外FX業者を安全性で選ぶポイント6選
海外FX業者を選ぶ上で重要なポイントは6点あります。
①金融ライセンスは取得しているか
海外のFX業者を選ぶ際、その業者の安全性や信頼性を確かめることは非常に大切です。そんな安全性を確かめるために、金融ライセンスを取得しているかは大きなポイントになります。
金融ライセンスを取得していないから信頼できないわけではありませんが、1つの指標として、学んでおくことをおすすめします。
また金融ライセンスにも取得が非常に難しい信頼できるライセンスから簡単に取得できるようなライセンスもありさまざまです。そのため、単に取得しているだけではなく、どんなライセンスかにも注目しましょう。
②経営年数が長いか
海外FX業者の経営年数も非常に役に立つ判断材料です。
FX業者の場合、10年以上経営していれば老舗ブローカーといっても過言ではありません。反対に1~3年は新興ブローカー、4~9年で中堅ブローカーといった具合の位置づけになるため、気になる業者の経営年数はしっかりチェックしておきましょう。
当サイトで紹介しているFX業者はすべて経営年数が比較的長いFX業者のみをピックアップしているのでご安心下さい。
創業年数 | ||
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1996年 | 老舗ブローカー | |
2001年 | ||
2004年 | ||
2006年 | ||
2007年 | ||
2008年 | ||
2009年 | ||
2009年 | ||
2009年 | ||
2010年 | ||
2010年 | ||
2013年 | 中堅ブローカー | |
2013年 | ||
2015年 | ||
2015年 | ||
2016年 |
※経営年数は親会社の経営年数を表記しています
③出金拒否がなくSCAM認定されていないか
FXをしているとよく聞かれる出金拒否トラブルですが、実際に悪質な出金拒否をする業者が存在するのでしょうか。
結論から申し上げると実際に出金拒否をする悪質なFX業者は存在します。
例えばIronFX(アイアンFX)がこれに当てはまります。このFX業者は2011年から創業を開始しているのですが、過去に中国市場で30億を超す報酬を未払いのまま運営を続けていたり、欧州を中心に160もの訴訟を起こされているというほどの非常に危険なFX業者です。
さらにこのIronFXは、2015年に顧客に対して支払うべき金銭を払わなかった罪を裁判所で認めているため、世界のトレーダーが書き込む掲示板FPAにブラックリスト(SCAM判定)として掲載されています。
その他にも筆者が出金拒否が多いと感じる海外FX業者をいくつかご紹介します。
出金拒否の噂が多い海外FX業者
- IronFX
- BT Option FX
- FXGT
- AtlasForex
- EBE Inc
せっかく利益を出したのに、出金拒否されてしまえば時間もお金もすべて無駄になってしまうため、出金拒否の噂が無いかしっかりしらべた上で入金しましょう。
④追証なしゼロカットシステムが執行されるか
追証なしゼロカットシステムとは、トレーダーが負けて追証(負債)を抱えたときにFX業者が全額負担してくれるという海外FX業者にとって最大のメリットとも言えるシステムです。
多くの海外FX業者ではこの追証なしゼロカットシステムを執行すると謳っていますが、過去に執行されなかったケースもあります。
それはFXDD(エフエックスディーディー)です。2015年1月15日に起きたスイスフランショックで多くのFXトレーダーが追証を抱えましたが、その当時最大手とも言われていたFXDDがゼロカットを執行しないと急遽発表したため、FXDDのトレーダーは資金を全部差し押さえるなどといった惨時に見舞われました。
一方でXMやAXIORY、TitanFXなどは事前にレバレッジ規制や、ゼロカットシステムもしっかり執行されたため、トレーダーの資金が守られました。
いつ暴動や大規模災害などが起こるか予測するのは困難なため、追証なしゼロカットシステムを執行してくれる業者を選びましょう。
⑤分別管理と信託保全はしているか
まずは言葉の意味を理解しておきましょう。
分別管理
トレーダーのお金を運営資金として使わずに別の口座で管理する制度です。
運営資金とトレーダーの取引資金を別々の口座で管理するため、トレーダーの資金を会社運営に利用されるリスクが少なくなります。
しかし、この分別管理は第三者(公的機関)が仲介に入らず海外FX業者が独自に行うだけなので、信頼は薄いのが特徴です。もちろん、分別管理を一切していない業者に比べれば、運営管理はしっかりしていますが、業者が倒産した場合にトレーダーの資産が返ってこない可能性があるのでご注意下さい。
信託保全
一方で信託保全は、万が一FX業者が倒産してしまった場合でもトレーダーの資産が守られる制度です。
定期的に第三者機関が、トレーダーの資産管理や経営状況、不正取引がないかをチェックし、その結果を公開しているため非常に信頼性の厚いのが特徴です。
トレーダーの資産を預ける銀行は信託銀行と呼ばれ、第三者機関が管理する銀行口座のため、万が一FX業者が倒産しても、トレーダーの資金は守られ返金されます。
この信託保全は義務化していないため取り入れているFX業者は非常にまれですが、AXIORYが一部信託保全を取り入れており、その信頼度は抜群です。
ある程度、有名なFX業者であればいきなり倒産するということはないかもしれませんが、万が一に備えて、海外FX業者を選ぶ際は、その業者は”分別管理”なのか”信託保全”なのかを注目してみてください。
⑥口コミや評判は良いか?
いくら自社サイトで良い部分をアピールしても、1番信頼できる情報元は実際利用したことのあるトレーダーからの口コミです。
とはいってもFXで負けた腹いせに悪質な口コミをSNSなどに書き込む方も一定数いるため、すべてをうのみにするのはおすすめしません。
当サイトでは、信憑性のある口コミのみを厳選してご紹介しているので、十分な判断材料になるかと思います。
安全性の高い海外FX業者
当サイトで紹介している海外FX業者は比較的安全なFX業者ばかりですが、その中でも特に安全性の高いFX業者をご紹介していきます。
XM|規模が大きく経営状態も良好
詳細 | |
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金融ライセンス | キプロス証券取引委員会 オーストラリア証券投資委員会 イギリスの金融行動監視機構 ドイツ連邦金融監督庁 スペイン証券取引委員会 ハンガリー国立銀行 イタリア証券取引委員会 フランス健全性監督破綻処理機構 フィンランド金融監督局 ポーランド金融監督委員会 オランダ金融市場庁 スウェーデン金融監督局など |
経営年数 | 2009年 |
分別管理 | ○ |
信託保全 | × |
日本語サポート | 質が良く対応が速い |
XMは海外FX業者のなかでもトップ経営の業者です。
XMは世界各国に支社があり、日本人向けの支社はセーシェルに位置しています。2019年9月末に、XMtradingの運営会社がセーシェル法人のTrading Point(Seychelles) Limited同国法人Tradexfin Limitedへ変更しました。
セーシェルライセンス自体に信託保全は義務化されていないため、信託保全を取り入れていませんが、分別管理は徹底しており、優良金融機関に預託しています。
また、毎年XMの内部監査法人による監査を行っており、不正や未払い等はすべて報告される運用体制をとっています。
iFOREX|経営年数25年の超老舗ブローカー
詳細 | |
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金融ライセンス | キプロス証券取引委員会 イギリス領土国際金融サービス委員会 バージン諸島金融サービス委員会 |
経営年数 | 1996年 |
分別管理 | ○ |
信託保全 | × |
日本語サポート | 日本語完全対応 |
700を超える種類豊富な銘柄とロスカット水準0%が強みのiFOREXは当サイトでご紹介しているFX業者の中でも1番長い経営年数を誇っています。
年利3%がつくのもiFOREXがメイン口座として利用される理由でしょう。現在日本向けのライセンスはバージン諸島金融サービス委員会を所持しています。
その他にもさまざまなライセンスを保有しており、出金拒否の噂も聞かれないため、経営状態は問題ないでしょう。
AXIORY|一部信託保全を導入
詳細 | |
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金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
経営年数 | 2007年 |
分別管理 | ○ |
信託保全 | ○ |
日本語サポート | 質が高く繋がりやすい |
AXIORY(アキシオリー)は、海外FX業者では非常に珍しい信託保全を導入しています。
万が一AXIORYが倒産してしまってもトレーダーとブローカーの問題解決に特化した機関である、The Financial Commissionに加入しているため、第三者期間が仲介に入り、トレーダーの資金が返金される仕組みになっているのです。
また過去に出金拒否やストップ刈り、ゼロカットシステムの不執行を一切していないので安心して取引できます。日本語サポートも親切丁寧なので初心者も始めやすいFX業者です。
HotForex|数々のベストブローカー賞を受賞
詳細 | |
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金融ライセンス | ドバイ金融サービス機構 英国金融行動監視機構 キプロス証券取引委員会 モーリシャス共和国の金融サービス委員会 南アフリカ共和国金融業界行為監督機構 セントビンセント・グラナディーン金融庁 セーシェル金融庁 |
経営年数 | 2010年 |
分別管理 | ○ |
信託保全 | △ |
日本語サポート | 定期的な研修で質が高い |
HotForexは、親会社も合わせると7つの金融ライセンスを保有しており、世界最難関のイギリスとキプロスの金融ライセンスを保有していることから、安全性の高い会社と見て間違いないでしょう。
日本在住者向けの子会社の金融ライセンスはセントビンセント&グレナディン諸島の金融ライセンスで、規制の厳しい金融ライセンスではありませんが、HotForexが倒産した場合には最大500万ユーロを上限に保証すると保証しています。
この500万ユーロは全トレーダーに対しての合計補償額なので到底足りませんがまったく信託保全をしていないよりかは幾分マシでしょう。
安全性の高い海外FX業者の選び方まとめ
最後に改めて、海外FX業者を選ぶポイント6点をおさらいします。
- 金融ライセンスを取得しているか
- 経営年数が長いか
- 出金拒否がなくSCAM認定されていないか
- おいしょうなしゼロカットシステムが執行されるか
- 分別管理と信託保全をしているか
- 口コミや評判はいいか
上記のポイントに着目して選ぶことで、トラブルに巻き込まれる可能性は十分抑えることが出来ます。口座開設するときはしっかりチェックして起きましょう。